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プランタン平成24年5月20日号   ◆金環日食を楽しもう◆

   

  明日21日は地球と太陽の間に月が重なってリング状に光る「金環日食」が見られます。安全に観察する方法を篠木町の長谷部孝男さんに伺いました。

 長谷部さんは幼い頃から天体に興味を持ち、高校時代に望遠鏡での観測を始めました。大学時代から全国組織の「東亜天文学会」に所属。社会人になってからも仕事の合間に観測を続けてきました。3年半前に自宅に天文台を作り、現在は月を中心に観測。年に2~3回「ご近所天体観望会」を開き、天体観測の楽しさを広める活動もしています。

【安全に観測をするために】

 太陽の光は非常に強く有害な紫外線や赤外線も含みます。日食を観察するにはそれらもカットするメガネが必要です。日常使うサングラスは役に立ちません。書店などで売られている「日食メガネ」は、その性能を備えています。双眼鏡や望遠鏡に取り付けるなどの危険な使い方はせず、よく理解して事故無くお楽しみください。
 日食メガネが無くても日食は紙などに投影して観察できます。私が天体に興味を持ったきっかけも1958年に見られた部分日食で、たくさん揺れる三日月形の木漏れ日を見て「面白い!」と感じたからです。今回の金環日食では、輪になった木漏れ日が見られることでしょう。
 皆既+金環日食は年に1~2回程度ですが、春日井に限れば前回見られた日食は2009年の部分食でした。今年ほど良い条件は今後数十年はありません、晴れると良いですね。通学や通勤時間帯ですから交通事故には注意してください。

 簡単な観察ツールをご紹介します。これは肉眼で直接太陽を見るものではなく、紙などに投影して観察します。工作の好きな方は作ってみてはいかがですか。

[A]ピンホールカメラを作る。(図1 木漏れ日と同じ原理です)
①新聞広告の紙を巻いたりして太さ3~4cm、長さ30cmの筒を作る。②15cm角位のボール紙の中央に針穴を明ける。③ボール紙の中央に筒の一端をセロテープで貼りつける。
④針穴を太陽に向け、反対側に白い紙を置くと太陽が映ります。

[B]太陽投影器を作る。(図2 ピンホールカメラよりはっきりと映ります)
①100円ショップで売っている遠近両用でない老眼鏡(度の低い方が大きく映る)を用意。②レンズの焦点距離(太陽光を集めた時に一番小さくなる距離)を測る。③焦点距離より少し短めの筒を作る。④筒の端に老眼鏡片方のレンズをセロテープで貼る。⑤紙に直径5mmの穴を明け、レンズの一番厚い所と穴を合わせてセロテープで貼る。⑥焦点位置に白い紙を置き、太陽像を観察する。ボール紙の穴の大きさを変えて明るさを調節する。
今年6月6日には金星の日面通過もあります。次回は105年後という非常に珍しい現象です。

 - ミニコミ紙「プランタン」